ずさんな経営 内部告発

ずさんな経営 内部告発

内部告発のリスク回避

内部告発は公益通報者保護法ができたからと言って、リスクが軽減したわけではありません。実際に内部告発をしたため職場を追われてしまうケースなど相変わらずです。

嘱託医との提携

栃木県宇都宮市の認可外保育施設で、発熱した生後9か月の女の子を放置し、死亡させたとして当時の施設長らが逮捕された事件で、この施設が提携先としていた病院とは実際には契約をしていなかったことが、新たにわかりました。

この事件は、去年7月、宇都宮市の認可外保育施設「といず」で、生後9か月の山口愛美利ちゃんが高熱などの症状があったにもかかわらず、医師の診療を受けさせずに放置し、死亡させたとして、当時の施設長・容疑者(58)ら親子3人が逮捕されたものです。

施設のパンフレットには「嘱託医を完備」「急な病気にも敏速な対応が可能」と記載されていましたが、その後の警察などへの取材で、施設側が提携先としていた宇都宮市内の病院とは、実際には契約をしていなかったことがわかりました。

「『おたくが嘱託医になってますよ』と(警察から)言われました。いち保護者としての面識はありますが、医療者として診察してお会いしたとか、そういった仕事の場でお会いしたことは全くありません」(提携先とされた病院の院長)

院長は「この施設に子どもを預けたことはあるが、嘱託医を依頼されたことはない」といいます。さらに、愛美利ちゃんの死因は熱中症でしたが、事件当日、警察が駆けつけた際、保育室では冷房が使われていなかったことが新たにわかりました。

 

取り調べに対し、容疑者らは容疑を否認していますが、警察は、冷房などで室温の管理を適切に行わなかった結果、愛美利ちゃんが死亡した可能性もあるとみて、当時の状況などを詳しく調べています。