魂の殺人

性犯罪

魂の殺人といわれる性犯罪

大阪では近年、強制わいせつや強姦の被害が増加し、インターネットでは事件を下品な言葉でちゃかす人が増殖している。
 関東地方で音楽活動をする30代の女性はプロデューサーが加害者。睡眠薬のようなものを飲まされ、襲われた。「相手が知人だから『ただのセックスにすぎないのかもしれない』と、自分を必死に納得させようとした」という。だが1人で抱え込めば抱え込むほど、心の傷は深く裂けていった。
 「被害後は命の誕生すら性欲や暴力の結果にしか思えなくなり、自分が生まれてきたこと自体を否定してしまった」と振り返る。
 府内の40代の女性は、11歳の時から実父の性虐待を受けていた。心を病み、左手首にはいくつものリストカットの痕が生々しく残っているという。被害に遭っている間、父が呼び続けた自分の名前が忌まわしくて、改名もした。
 「よそのお嬢さんにちょっとでも触れれば犯罪なのに実の娘ならいい、なんてないですよね? 父がしたことは性犯罪と呼んでいいんですよね?」。女性は今回の企画を読み、ようやく「自分が受けていた被害は犯罪だった」と気持ちを整理できたという。
 あらゆる性暴力が性犯罪であることに間違いはない。ただ、現行法では知人からの被害や幼少時の性虐待を立件するのは難しい。
 その理由の一つは、強制わいせつや強姦罪の「暴行または脅迫を用いて」という要件を必要以上に厳格に適用しがちだということ。加害者が上司や肉親など「知っている人」だった場合、脅迫や殴るなどをしなくとも、恐怖心や混乱から抵抗できなくなる。結果、加害者が「合意があった」と言い張り、その主張が認められるケースが多いのだ。
 もう一つ、性虐待では、10年という強姦罪の公訴時効が壁となる。幼い被害者が、たった10年で加害者を訴える知識と行動力を身につけられるものだろうか。
 加害者は罪に問われず、被害者だけが苦しみ続ける。そんな不条理がまかり通っているのが現実だ。だが、最近では被害を乗り越えて前向きに人生を歩もうとする「サバイバー」と呼ばれる人の存在が増え、専門機関の拡充や子供への性教育を訴える活動も始まっている。「性犯罪を許さない」という社会の意識は、たしかに高まっている。

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