ネット掲示板の悪用

ネット掲示板の悪用

 

 

出会い系サイトに21歳の女子大生の顔写真付きでこんな書き込みがされた。すぐに男たちからメールが殺到し、彼女は約30人の男性にレイプ願望がありますといったメッセージとともに女性の自宅の住所を書き込みしたのだ。

その数日後、自宅近辺で見知らぬ男が彼女に声をかけた。もともとレイプ願望などなく現実にならなかった。そもそも彼女が掲示板に書き込みしたものではなかった。彼女は自宅住所を男に送ってもいなかった。

この事件で、この女子大生になりすまし、無断で掲示板に写真などを掲載したとして野村証券社員が名誉棄損の疑いで警視庁に逮捕された。

「犯人は彼女の知人で、ずっと好意を寄せ、繰り返しメールを送ったことでストーカー規制法に基づく警告を受けていた。今回の書き込みは彼女への身勝手な復讐心が原因だったようだ」

幸いにもこのケースは女性に身体的危害が加えられることなく犯人が逮捕されたが、北海道で実際に女性が集団強姦されるという事件が起きている。男性会社員がネット掲示板で知人女性へのレイプを呼びかけた。

彼女も私もレイプ願望があり、リアルに告知無しで複数レイプしたいと考えています。生外出しでお願いしたく考えており、協力頂ける方いましたらご連絡お待ちしていますと掲示板に書き込みがあったようである。

男はこの書き込みに反応した見ず知らずの男2人と共にその女性を強姦したが、女性は合意しておらず3人は集団強姦の疑いで逮捕・起訴された。呼びかけた男は「交際を断わられた腹いせにやった」と供述している。

ネット上にはさまざまな性癖を満たすことを目的とした出会い系サイトが乱立している。その一種で、疑似レイプのパートナーを誘うアダルト掲示板がこうした「レイプ」に悪用されている。

マニア向けの掲示板は無料レンタルサーバーを借りて個人が運営しているケースが多い、住所や電話番号などの個人情報が掲載されるとユーザーの通報を受けて管理人が削除するケースが多いが、この手の掲示板は管理体制が整っておらず、放置されやすい。それをいいことに、復讐や嫌がらせ目的で女性の個人情報を晒し、あたかもレイプ願望があるように見せかける例が増えている。