ネット家電問題
ネット家電問題
日本では地上デジタルテレビ放送(地デジ)が15年に開始。アナログ放送が11年に停波する切り替え前に、液晶やプラズマの薄型テレビ特需が起きた。地デジ化は画質の向上だけではなく、番組表のデータが随時、更新され、録画や視聴の予約が簡単になるなど、消費者に大きなメリットがあった。リモコンの「d」ボタンを押せば、天気予報などのデータ放送も楽しめる。
その一方で、今回のような不具合を生み出す要因にもなりうることが明らかになった。送られてきた電波を処理できなかった障害への対応策が、同じように電波によるソフトの更新という手段なのは皮肉な話だ。
テレビだけでなく、家電は全般的にすべてのモノがネットにつながり、これまではできなかった高度なサービスが可能になる「IoT(インターネット・オブ・シングス)」の時代を迎えている。
例えば、エアコンなどが外出先からスマホを使って遠隔操作できるようになった。冷蔵庫も同様に庫内のチェックができるほか、レシピなどを表示する機能も出てきた。大きく変わったのはゲーム機。ネットを通して遠くの友人と対戦したり、ダウンロードでソフトを購入できるようになっている。
こうしたIoT化は便利だが、今回の事案のように、データ受信による誤作動や、意図的なサイバー攻撃の脅威にさらされるというデメリットもある。2013年には、米国で「ミス・ティーンUSA」に選ばれた女性の寝室のパソコンが乗っ取られ、ウェブカメラで撮影した写真を材料に脅迫されるという事件も起きた。トレンドマイクロは先月、自宅などでインターネットをつなぐための「ルーター」を不正に操作するプログラムを確認したと発表。暗号化などによるセキュリティー強化も進んでいるが、100%守り切ることができるとは言い切れない。
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